一つのアート作品を所有するのは一人だけと言うのが今までのアートでした。
しかし、一つのアート作品に複数の人がオーナーになる事を可能とした分割所有型プラットフォームが「STRAYM」です。
STRAYM(ストレイム)とは2019年12月3日に誕生したばかりのアートプラットフォームとして、アートを100円から売…
STRAYMはブロックチェーンを使い、アート作品のオーナー権を分割し、トークン化します。そしてこのトークンを購入することでアートオーナーとなれます。
公開時の単価は100円と極少額から購入することが可能です。
そして今回STRAYMでアートオーナーに実際になってみました。
登録から購入までのやり方をご紹介したいと思います。
STRAYMの詳しいビジネスモデルについては下記記事をご覧下さい。
STRAYM(ストレイム)とは2019年12月3日に誕生したばかりのアートプラットフォームとして、アートを100円から売買する「分割所有」を軸としたビジネスを展開しています。運営会社はSMADONA株式会社(本社:東京都渋谷区)です。 [b[…]
登録
アートを購入する前にまずはユーザー登録を行います。
「新規登録」より登録します。登録は「個人」と「法人」で選択できますが、今回は個人で登録します。
登録の際には、名前や住所、生年月日のほか、顔写真付きの本人確認書類のアップロードを求められます。その他の入力項目として、電話番号、メールアドレス、パスワード、簡単なアンケートとユーザー名を入力すると登録完了となります。
出典:STRAYM
しかしこの時点ではまだ購入ができません。
入金口座の開設を待たないといけません。通常3営業日ほどで開設されるようですが、今回は翌日には口座開設の通知が届きました。
入金
口座が開設された段階で「入金申請」を行います。
入金は銀行振込みのみの対応となります。
今回は10,000円を入金しました。
購入
いよいよオーナー権の購入です。
現在、「Banksy」「KAWS」「Wolfgang Tillmans」の3人の作品が購入可能です。
今回は2019年10月にオークションハウス「サザビーズ」で約990万ポンド(約13億円)で落札され、益々注目度が高まっているBanksy(バンクシー)の作品を購入したいと思います。
※約13憶円で落札された作品は「Devolved Parliament」
作品ページから「購入」します。
購入画面には株式などである板が表示され、買いと売りの注文状況を確認できます。
また購入時には「指値」と「成行」の2通りの注文方法ができ、こちらも株式などでよくある形です。
今回は指値:100円で、購入トークン数:100で購入してみました。
すると、料金は10,500円。
そうです。取引手数料が5%掛かります。
出典:STRAYM
入金の際に取引手数料のことを考えず10,000円しか入金していなかったため、仕方なく少し枚数を減らして購入しました。
※指値:100円、購入トークン数:95、料金:9,975円
出典:STRAYM
するとすぐに約定し無事購入できました。
あとは価格が上がるのを待つのみです。
現在60名ほどオーナー権を購入した方がいるようですが、この人数も少しずつ増えているように思います。また株価チャートのようなチャートもまだ動いていませんが、このチャートが上下しだすとより利用意欲が出てくるのではないでしょうか。
数百万、数千万円とする今回販売されている3作品ですが、個人ではなかなかその金額を出すのは難しいと思います。
STRAYMはそのハードルを分割所有することで下げ、アート作品の所有またはアートマーケットへの参加を容易にしてくれるのではないでしょうか。